<走馬灯の逆廻しエッセイ> 第32話「カリコさんからのメール」

投稿者 古市 泰宏

コロナパンデミックがデルタ株の息切れで、ようやく終わりに近づいたと思い、安堵しながら暮れと正月を迎えたのだが、オミクロンという新規変異株が上陸して、またまた、大変なことになってしまっている。幸い、本邦ではmRNAワクチンの接種率が80%にも達しているので、重症化は避けられるはずで、大事はないと楽観を決め込んでいる。そんな折、フェースブック (FB) を開けて、多くの受信へDeletionをかけていると、フト見覚えのある名前が目に入った、Katalin Karikoとある。「エッ、これは、もしやあの人?」と、驚いて、開けてみるとまさしくその人、世界的に超有名なカリコ博士 (以後カリコさん) だった。なにやら、私と交信したくて、メールアドレスを探しているようである。この稿の読者には、紹介の必要もないが、mRNAワクチンの功労者で、世界の大きな賞を総なめして、今年のノーベル賞も間違いないと評されている超有名女性科学者だ。資産数兆円になったベンチャーBionTech社の副社長でもある。高齢になっても、妙齢の女性から声をかけられるのは悪い気分ではないが、この人とフェースブック上でやり取りするのは気持ちが悪いので、プライベートなアドレスを、塩見先生から教えてもらって返信した。カリコさんが、今年度の慶応医学賞を受賞すると聞いていたから、塩見先生さんなら知っているだろうと思ったからであり、それは正解だった。

カリコさんは共同研究者の弟子?

メールは、ハンガリーの研究者で彼女の恩師にあたるJeno Tomas (ジェノ・ト-マス) との会話の中で老生の名が出てきて、懐かしく、その恩師が失明しつつあることを伝えるメールだった。1970年代、キャップの発見の折、いろんな国の人と共同研究をやり論文を書いたが、トーマスは、唯一私の知るハンガリー人で、私の渾身の論文J. Biol. Chem. (1976)13の共著者だった (図1)。この論文では、トーマスは3人目の著者だ。キャップがどのようなプロセスで、どんな酵素によってつくられるかを明らかにしたのだが、彼にはレオウイルスmRNAの5'末端のオリゴヌクレオチドpppGpC, ppGpC pGpCやGpppGpCを化学合成してもらった。その結果、後に、レオウイルスだけではなく、細胞のmRNAキャップについても、キャップの生合成はこのようにして進むと、広く、皆が信じてくれる重要なメカニズムを提唱することが出来た。いい論文が、国際色満載の著者たちの協力で、できたのである。

図1.レオウイルスのキャップ生合成がどのように進むかを明らかにした論文。4人の著者の国籍は、左から、日本、インド、ハンガリー、米国と多彩だ。

―――とするとカリコさんは、私のかっての大事な共同研究者のお弟子さんではないか?

恥ずかしいことだが、このメール一本で、私の彼女への印象はガラリとかわってしまった。

これまで、NYタイムズなどの記事から、彼女は難しい環境のなかで、多くの失敗にもめげず、mRNAを細胞内へ入れて癌細胞などを治療するという超難しい目的を主張し続けた、強情な女性研究者かと思っていたのだが、そうではないように思われてきたのである。

脱線、苦い体験の記憶

そう、私の米国のラボにはそのような妙齢のドイツ系の女性研究者アリスがいたことがあり、実験は毎日口論から始まるという半年間の苦い記憶が、私やナフム (Sonenberg) にはあったのである。アリスは、他のラボから追い出されたのを、私が引き取ったのだったが、―――とても無理な理想実験をアリスは主張していたようだったー――今は、それが何だったのか思い出せないでいるが、一体アリスは何をしたかったのだろうか? ナフムはニヤニヤ笑って横で見ているだけで、口論には入ってこなかったが、アリスが怖かったのだ。結局、彼女は論文をJ. Biol. Chem.へ1報発表して他の研究所へ出て行ったが、その後の彼女については消息を知らない。アリスの理想と実力が、うまくマッチしなかったのが彼女の不幸だったようだが、そのすぐ傍らに、どんな口論もいとわず、独力・マイペースで実験を進める別タイプの女性研究者がいた。マリリン (Kazak) である。マリリンは、mRNA翻訳の真の読み枠がどのように決まるかを示す偉大な“Kozakルール”を打ち建てた女性であるが、それについては第8話で紹介したのでここでは触れないが、マリリンも芯が強いことにかけては別格であった。

ワイスマン教授とカリコ博士

カリコさんが、自分の理想を追い続け、ついにはシュードウリジンを使った実験により、mRNAを自然免疫を避けて働かせることが出来る大発見に到達したしたことを知った時、筆者は、彼女と並んで写っているワイスマン博士をみて、「カリコさんは確かに偉い。しかし横にいるこの髪の薄い男性はもしかして凄い人なのではないか」と思った。カリコさんにアリスの面影を重ね、ワイスマン博士には昔の自分の姿を重ねてみて「昔、私は、アリスをうまく導いてやれなかったのではないか」と反省させられていたからである。

図2 ワイスマン教授とカリコ博士 (カリコさん本人の許可を得て掲載)

ワイスマン博士とカリコさんの出会いは、ペンシルバニア大のコピー機の順番待ちの間の会話だと聞く。そうだ、私も昔、アリスが副所長と喧嘩して「どこへなりと行け!」と追い出された時に彼女が「I wish to go Hiro」といって私のラボを選んだのも、その少し前に、コピー機の傍らで転写とメチル化の話をアリスにしたからである。そんな似たような昔のことが思い出された。

―――蛇足であるが、アリスの件は、後日、副所長のワイスバック博士が研究室へやって来て、アリスのことを縷々述べた末に「すまないが、契約が切れるまでの1年間、どのようにしてもいいから、アリスを預かってくれ」と頼まれたのであり、これも米国の研究社会の1場面であり、とても懐かしい。アリスをカリコにしてやれなかったのは私の力不足のように思え、ワイスマン博士にあやかりたいところである。

近寄りがたい女性から、一転、こんどは、是非会いたい女性へ

そんなことで、近寄りがたい女性という印象から、一転、こんどは、是非会いたい女性に替わったのであるからこのメールは、大変なメールだった。その後、何度かのメール交信の中で、彼女の重要な発見である「mRNA中のウリジンをシュードウリジンを替えたことによりmRNAは自然免疫を免れることができた」だけではー――正直うまく行かなくてー――「(筆者の発見である)Cap1構造m7GpppAmpGをmRNAの頭に付けると初めてうまくいった」と言って感謝してくれたのは嬉しかった。カリコさんは4月に来日するそうであるが、そんなことで、もちろん会うのを楽しみにしている。トーマス博士には、目が悪いとのことなので、せめて音声で伝えてはどうかと、先日、米国の某シンポジュームの招待講演に使ったオーディオ付きの発表を彼女に頼んでハンガリーへ届けてもらったー――大変喜んでくれたそうである。トーマスに初めて会ったのはいつのころかはっきりしないが、多分1975年にマドリッドで開かれた国際ウイルス学会だったのではないこと思う。随分と昔のことだ。

突飛なシュードウリジン応用の大発見の背景について

このエッセイシリーズでは、大発見の裏にある背景やエピソードを、若い研究者へ伝えることを旨としているのだが、カリコさんとのメール交信から、彼女が2005年に発表した論文を初めて読んだときに筆者が感じた不思議な印象の謎が解けることになった。その印象とは、「何故、気安く、mRNA中のウリジンの全てをシュードウリジンなど修飾塩基で置き換えるという考えを思いついたのだろう」ということであった。トーマス博士は、私達との共同研究の後、ハンガリーで独立し、化学修飾したヌクレオシドの研究を行い、それらを細胞へ導入するという研究を1990年代に行ったようである。私は知らなかったが、どのような化学修飾ヌクレオチドがポリメラーゼの基質になってDNA やRNAを作れるのかをハンガリーで着実に調べていたのだ。そして、カリコさんはそんな研究文化の中で育ってPhDの学位をとり、米国へ出てきたので、1-メチル・シュードウリジンのような化学修飾ヌクレオシドをトリリン酸化してmRNAを作るという、それまで普通にはやらない試みを、平然と行い、そして、それが成功したのだろうと推理している。トーマス博士は、当然、カリコさんからの成功談を聞き弟子の快挙に「してやったり!」と喜んだに違いない。

もしかして研究をつなぐ赤い糸

素晴らしい応用研究の裏には着実な基礎研究があり、勇気が生まれることを、筆者はここでも感じた。研究は、その意味では、駅伝でタスキをつなぐようなものである。カリコさんの2005年の快挙の背後には、トーマス博士の1990年代の基礎研究があり、教育もある、もしかすると1970年代後半に彼が筆者らと一緒に働いてm7Gやメチル化ヌクレオチドなど、mRNA中に存在し、その活性に大きな影響を与える化学修飾ヌクレオチドに興味を持った共同研究から、ハンガリーのトーマス研究室の土台が生まれ、そこからカリコさんが飛び立って、米国の地で大発見に出合ったとすれば、筆者も入れて、少なくとも、3人は赤い糸で結ばれているのかもしれない。

そんな折、英国の女性科学ライターLaraさんから、バイオの企業人向けに書いたメッセンジャーRNAに関するレビュウを見て欲しいという依頼が来た。読んでみると、途中に私の1970年代の実験風景の写真が出てきた (――これは現在の私に変えてもらったが)。そのレビューは主には、欧米を中心とした人間関係と主役のカリコさんの活躍を描いたものであり、日本の遺伝研でのキャップ発見の源泉となった諸発見については (知らないらしく) 描かれてないので残念だが、出来る限りの修正を加え日本の研究をアピールしておいた。mRNA医薬の背景へ興味がある方にお勧めしたい。

https://www.whatisbiotechnology.org/index.php/science/summary/mrna/the-long-journey-mRNA-has-taken-to-reach-the-clinic

おわりに

最近、ワイスマン教授とカリコさんには、日本国際賞の授賞が報じられていて、これは大いに祝福したい。今年10月には、ノーベル賞も最有力候補とのこと、期待しながら見守りたいものである。賞には縁の薄い筆者であるが、昨年の暮れ近い12月24日に、首相官邸へ招かれて、第5回日本医療研究開発大賞・文部科学大臣賞を頂いてきたので、この稿を借りてご報告したい。コロナパンデミックに対して大活躍したメッセンジャーRNAワクチンの発見と開発の礎として、日本から発信したキャップ構造の発見の功績があり、そのキャップがシュードウリジンなど修飾塩基と並んで、ワクチン構造の中にー――なくてはならない成分としてー――使われて、多くの人をウイルス感染から救ったということが理由であった。昔の研究成果であるが、憶えていてくださって、推薦して下さった先生方にお礼を申し上げたい。賞金のつかない名誉賞であるが、折からクリスマス・ニューイヤーズGreetingCardでこのことを知らせたところ、Darnell博士、Sharp博士、Sonenberg博士など、海外の古い友人や、かっての共同研究者達からWell deserved honors! とて多くの祝いの言葉を頂いたが、これが、何にも代えがたく嬉しかった。<了>

 

 第一回  第二回  第三回  第四回  第五回  第六回  第七回  第八回  第九回  第十回  第十一回  第十二回  第十三回  第十四回  第十五回  第十六回  第十七回 |  第十八回 |  第十九回  第二十回  第二十一回  第二十二回  第二十三回  第二十四回  第二十五回  第二十六回  第二十七回  第二十八回  第二十九回  第三十回  第三十一回  第三十二回 


References

1. Miura K, Watanabe K, Sugiura M, Shatkin AJ.
 The 5′-terminal nucleotide sequences of the double-stranded RNA of human reovirus.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1974 Oct;71(10):3979-3983.
 PMID: 4530278

2. Furuichi Y.
 "Methylation-coupled" transcription by virus-associated transcriptase of cytoplasmic polyhedrosis virus containing double-stranded RNA.
 Nucleic Acids Res. 1974 Jun;1(6):809-822.
 PMID: 10793759

3. Smith AE.
 Modified nucleotides in messenger RNA?
 Nature 1974 Aug;9 250(5466) 461.
 PDF (237K)

4. Furuichi Y, Miura KI.
 Identity of the 3′-terminal sequences in ten genome segments of silkworm cytoplasmic polyhedrosis virus.
 Virology. 1973 Oct;55(2):418-425.
 PMID: 4742779

5. Furuichi Y.
 Discovery of m(7)G-cap in eukaryotic mRNAs.
 Proc Jpn Acad Ser B Phys Biol Sci. 2015;91(8):394-409.
 PMID: 26460318

6. Furuichi Y, Miura K.
 A blocked structure at the 5′ terminus of mRNA from cytoplasmic polyhedrosis virus.
 Nature. 1975 Jan 31;253(5490):374-375.
 PMID: 163011

 PDF (414K)

7. Furuichi Y, Morgan M, Muthukrishnan S, Shatkin AJ.
 Reovirus messenger RNA contains a methylated, blocked 5′-terminal structure: m-7G(5′)ppp(5′)G-MpCp-.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1975 Jan;72(1):362-366.
 PMID: 1054511

8. Wei CM, Moss B.
 Methylated nucleotides block 5'-terminus of vaccinia virus messenger RNA.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1975 Jan;72(1):318-322.
 PMID: 164018

9. Adams JM, Cory S.
 Modified nucleosides and bizarre 5'-termini in mouse myeloma mRNA.
 Nature. 1975 May 1;255(5503):28-33.
 PMID: 1128665

 PDF (1.6M)

10. J. Darnell H. Lodish D. Baltimore
 Molecular Cell Biology
 Scientific American Books, W. H. Freeman and Company. (1986)

11. James E. Darnell.
 RNA: Life's Indispensable Molecule
 Cold Spring Harbor Laboratory Press. ISBN: 978-1-936113-19-4.
 CSH Press

 Amazon.co.jp

12. Furuichi Y, Morgan M, Shatkin AJ, Jelinek W, Salditt-Georgieff M, Darnell JE.
 Proc Natl Acad Sci U S A. (1975) 72(5):1904-1908.
 PMID: 1057180

13. Furuichi Y, Muthukrishnan S, Tomasz J, Shatkin AJ.
 J Biol Chem. (1976) 251(16):5043-5053.
 PMID: 821947

14. Abraham G, Rhodes DP, Banerjee AK.
 Cell. (1975) 5(1):51-58.
 PMID: 165900

15. 古市 泰宏
 蛋白質・核酸・酵素 (1977) 22(10), 1201-1204.

16. Sommer S, Salditt-Georgieff M, Bachenheimer S, Darnell JE, Furuichi Y, Morgan M, Shatkin AJ.
 Nucleic Acids Res. 1976 Mar;3(3):749-765.
 PMID: 1272797

17. Amiya K. Banerjee
 Proc Natl Acad Sci U S A. (2012) 109(46):18629-18630.

18. Furuichi Y, Shatkin AJ, Stavnezer E, Bishop JM.
 Nature. 1975 Oct 16;257(5527):618-620.
 PMID: 170541 PDF

19. Gelinas RE, Roberts RJ.
 Cell. 1977 Jul;11(3):533-544.
 PMID: 884734

20. Thomas M, White RL, Davis RW.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1976 Jul;73(7):2294-2298.
 PMID: 781674

21. Berget SM, Moore C, Sharp PA.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1977 Aug;74(8):3171-3175.
 PMID: 269380

22. Krug RM, Morgan MA, Shatkin AJ.
 J Virol. 1976 Oct;20(1):45-53
 PMID: 1086370

23. Plotch SJ, Krug RM.
 J Virol. 1977 Jan;21(1):24-34.
 PMID: 833924

24. Bouloy M, Plotch SJ, Krug RM.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1978 Oct;75(10):4886-90.
 PMID: 283399

25. Furuichi Y, Shatkin AJ.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1976 Oct;73(10):3448-52.
 PMID: 185613

26. Bouloy M, Morgan MA, Shatkin AJ, Krug RM.
 J Virol. 1979 Dec;32(3):895-904.
 PMID: 513205

27. Furuichi Y.
 Review:Caps on Eukaryotic mRNAs. In: eLS. John Wiley & Sons, Ltd: Chichester.
 DOI: 10.1002/9780470015902.a0000891.pub3

28. Krug R.M. and Fodor E.
 Webster-Textbook of Influenza
 Wiley
 Amazon

29. Urushibara T, Furuichi Y, Nishimura C, Miura K.
 FEBS Lett. 1975 Jan 1;49(3):385-9.
 PMID: 162886

30. Shatkin AJ.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1974 Aug;71(8):3204-7.
 PMID: 4528644

31. Hickey ED, Weber LA, Baglioni C.
 Nature. 1976 May 6;261(5555):71-2.
 PMID: 944859

32. Enigma Variations’ of mammalian messenger RNA. (News & Views)
 Nature. 1975 May 1;255(5503):9
 PDF

33. Muthukrishnan S, Both GW, Furuichi Y, Shatkin AJ.
 Nature. 1975 May 1;255(5503):33-7.
 PMID: 165427

34. Both GW, Banerjee AK, Shatkin AJ.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1975 Mar;72(3):1189-93.
 PMID: 165487

35. Both GW, Furuichi Y, Muthukrishnan S, Shatkin AJ.
 Cell. 1975 Oct;6(2):185-95.
 PMID: 1182800

36. Furuichi Y.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1978 Mar;75(3):1086-90.
 PMID: 349555

37. Furuichi Y, LaFiandra A, Shatkin AJ.
 Nature. 1977 Mar 17;266(5599):235-9.
 PMID: 557727

38. Filipowicz W, Furuichi Y, Sierra JM, Muthukrishnan S, Shatkin AJ, Ochoa S.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1976 May;73(5):1559-63.
 PMID: 1064023

39. Sonenberg N, Shatkin AJ.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1977 Oct;74(10):4288-92.
 PMID: 270673

40. Sonenberg N, Morgan MA, Merrick WC, Shatkin AJ.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1978 Oct;75(10):4843-7.
 PMID: 217002

41. Nahum Sonenberg
 Biochem Cell Biol. 2008 Apr;86(2):178-83. doi: 10.1139/O08-034.
 PMID: 18443631

42. Lazaris-Karatzas A, Montine K.S. Sonenberg N.
 Nature. 1990 Jun 7;345(6275):544-7.
 PMID: 2348862

43. Lazaris-Karatzas A. Sonenberg N.
 Mol Cell Biol. 1992 Mar;12(3):1234-8.
 PMID: 1532049

44. Kitamura N, Semler BL, Rothberg PG, Larsen GR, Adler CJ, Dorner AJ, Emini EA, Hanecak R, Lee JJ, van der Werf S, Anderson CW, Wimmer E.
 Nature. 1981 Jun 18;291(5816):547-53.
 PMID: 6264310

45. Nomoto A, Lee YF, Wimmer E.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1976 Feb;73(2):375-80.
 PMID: 174106

46. Lee YF, Nomoto A, Detjen BM, Wimmer E.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1977 Jan;74(1):59-63.
 PMID: 189316

47. Nomoto A, Kitamura N, Golini F, Wimmer E.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1977 Dec;74(12):5345-9.
 PMID: 202952

48. Nomoto A, Detjen B, Pozzatti R, Wimmer E.
 Nature. 1977 Jul 21;268(5617):208-13.
 PMID: 196204

49. Wimmer E.
 Cell. 1982 Feb;28(2):199-201.
 PMID: 7060125

50. Etchison D, Milburn SC, Edery I, Sonenberg N, Hershey JW.
 J Biol Chem. 1982 Dec 25;257(24):14806-10.
 PMID: 6294080

51. Kräusslich HG, Nicklin MJ, Toyoda H, Etchison D, Wimmer E.
 J Virol. 1987 Sep;61(9):2711-8.
 PMID: 3039165

52. Lee KA, Sonenberg N.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 1982 Jun;79(11):3447-51.
 PMID: 6954488

53. Sonenberg N, Pelletier J.
 Bioessays. 1989 Nov;11(5):128-32.
 PMID: 2556117

54. Marilyn Kozak and Aaron Shatkin
 J. Biol. Chem. 1976 Jul.; 251(19):4259-4266.
 PMID: 932032

55. Marilyn Kozak and Aaron Shatkin
 J. Biol. Chem. 1977 Oct.; 252(19):6895-6908.
 PMID: 893449

56. Marilyn Kozak
 Nature. 1977 Sep; 269: 390-394.
 PMID: 909586

57. Marilyn Kozak
 Annu. Rev. Cell Biol. 1992; 8:197-225. Review
 PMID: 1335743

58. Marilyn Kozak
 Mol. Cell Biol. 2001 Mar;21(6): 1899-1907. MiniReview
 PMID: 11238926

59. Robert Schneider
 Mol. Cell Biol. 2001 Dec;21(23): 8238-8246. Letter to Editor
 PMID: 11710333

60. Marilyn Kozak
 Mol. Cell Biol. 2001 Dec;21(23): 8246-8256. Author’s Reply

61. Marilyn Kozak
 Nucleic Acids Res. 2001 Dec 15; 29(24):5226-5232.
 PMID: 11812856

62. Marilyn Kozak
 Gene. 2007 Nov 15; 403(1-2): 194-203.
 PMID: 17888589

63. 古市泰宏 Marilyn Kozak
 蛋白質核酸酵素 1977, 22(3), p236-240.

64. KozakM and Nathans D.
 Bacteriol Rev. 1972 Mar;36(1):109-34. Review.
 PMID: 4555183

65. Saiki RK, Scharf S, Faloona F, Mullis KB, Horn GT, Erlich HA, Arnheim N.
 Science. 1985 Dec 20;230(4732):1350-1354.
 PMID: 2999980

66. Saiki RK, Bugawan TL, Horn GT, Mullis KB, Erlich HA.
 Nature. 1986 Nov 13-19;324(6093):163-6.
 PMID: 3785382

67. Mullis K, Faloona F, Scharf S, Saiki R, Horn G, Erlich H.
 Cold Spring Harb Symp Quant Biol. 1986;51 Pt 1:263-73.
 PMID: 3472723

68. Mullis KB, Faloona FA.
 Methods Enzymol. 1987;155:335-50.
 PMID: 3431465

69. Gelfand DH and White TJ.
 PCR Protocols: A Guide to Methods and Applications (Edited by Innis MA, Gelfand DH, Sninsky JJ, White TJ, Academic Press, San Diego), 1990;p129-141.
 Amazon

70. Nuss DL, Furuichi Y, Koch G, Shatkin AJ.
 Cell 1975;6:21-27.
 PMID: 1164732

71. Nuss DL, Furuichi Y.
 J Biol Chem. 1977 May 10;252(9):2815-21.
 PMID: 16003

72. Yamakawa M, Furuichi Y, Nakashima K, LaFiandra AJ, Shatkin AJ.
 J Biol Chem. 1981 Jun 25;256(12):6507-14.
 PMID: 7240222

73. Ogino T, Yadav SP, Banerjee AK.
 Proc Natl Acad Sci U S A. 2010 Feb 23;107(8):3463-8.
 PMID: 20142503

74. Abraham G, Rhodes DP, Banerjee AK.
 Nature. 1975 May 1;255(5503):37-40.
 PMID: 165428

75. Yanagisawa M, Kurihara H, Kimura S, Tomobe Y, Kobayashi M, Mitsui Y, Yazaki Y, Goto K, Masaki T.
 Nature. 1988 Mar 31;332(6163):411-5.
 PMID: 2451132

76. Arai H, Hori S, Aramori I, Ohkubo H, Nakanishi S.
 Nature. 1990 Dec 20-27;348(6303):730-2.
 PMID: 2175396

77. Sakurai T, Yanagisawa M, Takuwa Y, Miyazaki H, Kimura S, Goto K, Masaki T.
 Nature. 1990 Dec 20-27;348(6303):732-5.
 PMID: 2175397

78. Adachi M, Yang YY, Furuichi Y, Miyamoto C.
 Biochem Biophys Res Commun. 1991 Nov 14;180(3):1265-72.
 PMID: 1719979

79. Breu V, Hashido K, Broger C, Miyamoto C, Furuichi Y, Hayes A, Kalina B, Löffler BM, Ramuz H, Clozel M.
 Eur J Biochem. 1995 Jul 1;231(1):266-70.
 PMID: 7628480

80. Summers MD, Anderson DL.
 J Virol. 1972 Apr;9(4):710-3.
 PMID: 5021310

81. 宮本力、古市泰宏
 蛋白質・核酸・酵素、35、2598-612 (1990)
 PMID: 2176306

82. Satoh M, Miyamoto C, Terashima H, Tachibana Y, Wada K, Watanabe T, Hayes AE, Gentz R, Furuichi Y.
 Eur J Biochem. 1997 Nov 1;249(3):803-11.
 PMID: 9395330

83. 宮本力
 BIO medica 5, 1277-1281 (1990)

84. Zaug AJ, Cech TR.
 Cell. 1980 Feb;19(2):331-38.
 PMID: 7357611

85. Grabowski PJ, Zaug AJ, Cech TR.
 Cell. 1981 Feb;23(2):467-76.
 PMID: 6162571

86. Wild MA, Gall JG.
 Cell. 1979 Mar;16(3):565-73.
 PMID: 455443

87. Cech TR, Zaug AJ, Grabowski PJ.
 Cell. 1981 Dec;27(3 Pt 2):487-96.
 PMID: 6101203

88. Peltz SW, Brown AH, Jacobson A.
 Genes Dev. 1993 Sep; 7(9):1737-54.
 PMID: 8370523

89. Karousis ED, Nasif S, Mühlemann O.
 Wiley Interdiscip Rev RNA. 2016 Sep;7(5):661-82.
 PMID: 27173476

90. Chang JC, Temple GF, Trecartin RF, Kan YW.
 Nature. 1979 Oct 18;281(5732):602-3.
 PMID: 492326

91. Maquat LE, Kinniburgh AJ, Rachmilewitz EA, Ross J.
 Cell. 1981 Dec;27(3 Pt 2):543-53.
 PMID: 6101206

92. Matsumoto T, Shimamoto A, Goto M, Furuichi Y.
 Nat Genet. 1997 Aug;16(4):335-6.
 PMID: 9241267

93. Yamabe Y, Sugimoto M, Satoh M, Suzuki N, Sugawara M, Goto M, Furuichi Y.
 Biochem Biophys Res Commun. 1997 Jul 9;236(1):151-4.
 PMID: 9223443

94. Thermann R, Neu-Yilik G, Deters A, Frede U, Wehr K, Hagemeier C, Hentze MW and Kulozik AE.
 EMBO J. 1998 Jun 15;17(12):3484-94.
 PMID: 9628884

95. 山下暁朗
 実験医学、30、1471-80 (2012).

96. Kurosaki T, Maquat LE.
 J Cell Sci. 2016 Feb 1;129(3):461-7.
 PMID: 26787741

97. Dahm R.
Dev Biol. 2005 Feb 15;278(2):274-88.
 PMID: 15680349

98. Dahm R.
 Hum Genet. 2008 Jan;122(6):565-81.
 PMID: 17901982

99. Shapiro R, DiFate V, Welcher M.
 J Am Chem Soc. (1970) 92(2):422-424.

100. Hayatsu H, Wataya Y, Kai K.
 J Am Chem Soc. (1970) 92(3):724-726.

101. Hayatsu H, Wataya Y, Kai K, Iida S.
 Biochemistry. (1970) 9(14):2858-2865.
 PMID: 5459538

102. Frommer M, McDonald L, Millar DS, Collins CM, Watt F, Griggs GW, Molloy PL, Paul CP.
 Proc Natl Acad Sci U S A. (1992) 89:1827-1831.
 PMID: 1542678

103. Elson D, Chargaff E.
   Experientia. 1952 Apr 15;8(4):143-5.
 PMID: 14945441

104. Chargaff E, Lipshitz R, Green C.
 J Biol Chem. 1952 Mar;195(1):155-60.
 PMID: 14938364

105. 三浦謹一郎
 核酸の化学
 東京科学同人. (1962)

106. Nirenberg MW, Mattaei JH.
   Proc Natl Acad Sci U S A. 1961 Oct 15;47:1588-602.
 PMID: 14479932

107. Grunberg-Manago M, Ochoa S.
 J Am Chem Soc. (1955) 77(11):3165-3166.

108. Nirenberg MW, Mattaei JH.
   The 5th International Congress of Biochemistry, Moscow August 1961

109. Singer MF, Heppel LA, Hilmoe RJ.
   J. Biol Chem. (1960) 235:738-50.
 PMID: 14447077

110. Berg P, Baltimore D, Brenner S, Roblin RO, Singer MF.
   Science. (1975) 188:991-4.
 PMID:1056638

111. Tsugita A, Fraenkel-Conrat H, Nirenberg MW, Matthaei JH.
   Proc Natl Acad Sci U S A. (1962) 48:846-53.
 PMID:13922861

112. 西村 暹
 蛋白質・核酸・酵素、51、815-22 (2006).
 

113. Takanami M.
   Biochim. Biophys. Acta. (1962) 55: 132-138.
 PMID:13919134

114. Kaji H, Kaji A.
   Biochem. Biophys. Res. Commun. (1962) 48:846-53.

115. Leder P, Nirenberg M.
   Proc Natl Acad Sci U S A. (1964) 52:420-427.
 PMID:14206609

116. Nirenberg M, Leder P.
   Science. (1964) 145: 1399-1407.
 PMID:14172630

117. Sato K, Egami F.
   J. Biochem. (1957) 44: 753-767.

118. Holley RW, Everett GA, Madison JT, Zamir A.
   J. Biol. Chem. (1965) 240:2122-2128.
 PMID:14299636

119. 國中 明
   蛋白質・核酸・酵素、11、1253-6 (1985).

120. Söll D, Ohtsuka E, Jones DS, Lohrmann R, Hayatsu H, Nishimura S, Khorana HG.
   Proc Natl Acad Sci U S A. (1965) 54:1378-85.
 PMID:5325653

121. Nishimura S, Jacob TM, Khorana HG.
   Proc Natl Acad Sci U S A. (1964) 52:1494-501.
 PMID:14243524

122. Nishimura S, Jones DS, Khorana HG.
   J Mol Biol. (1965) 13:302-24.
 PMID:5323614

123. Imai M, Richardson MA, Ikegami N, Shatkin AJ, Furuichi Y.
   PNAS (1983) 80: 373-377.
 PMID:6300836

124. Imai M, Richardson MA, Ikegami N, Shatkin AJ, Furuichi Y.
   Double-stranded RNA Viruses. Elsevier/North-Holland. (1983) 15-26.

125. Both GW, Siegman LJ, Bellamy AR, Ikegami N, Shatkin AJ. Furuichi Y.
   J Virol. (1984) 51, 97-101.
 PMID:6328048

126. Okada Y, Richardson MA, Ikegami N, Nomoto A, Furuichi Y
   J Virol. (1984) 51, 856-9.
 PMID:6088807

127. Richardson MA, Iwamoto A, Ikegami N, Nomoto A, Furuichi Y.
   J Virol. (1984) 51, 860-2.
 PMID:6088808

128. Lin M, Imai M, Bellamy AR, Ikegami N, Furuichi Y, Summers D, Nuss DL, Deibel R.
   J Virol. (1985) 55, 509-12.
 PMID:2991576

129. Lin M, Imai M, Ikegami N, Bellamy AR, Summers D, Nuss DL, Deibel R, Furuichi Y.
   J Viro. Methods. (1987) 15, 285-9.
 PMID:3034943

130. Tano H, Fan K, Kitajima MA, Kasai K, Tamatsukuri S, Furuichi Y, Hayashi T, Kondo M, Imai M.
   J Clin Microbiol. (1995) 33:2489-91.
 PMID:7494056

131. Arella M., Lavallée C, Belloncik S and Furuichi Y.
   J Virol. (1988) 62:211-7.
 PMID:3275433

132. Chen Y, Guo D.
   Virol Sin. (2016) 31(1):3-11.
 PMID:26847650

133. Lai MM, Cavanagh D.
   Adv Virus Res. 1997;48:1-100.
 PMID:9233431

134. Kim D, Lee JY, Yang JS, Kim JW, Kim VN, Chang H.
   Cell. 2020 Apr 18. pii: S0092-8674(20)30406-2. doi: 10.1016/j.cell.2020.04.011. [Epub ahead of print]
 PMID:32330414

135. Furuichi Y, Shatkin AJ.
   Adv Virus Res. 2000;55:135-84.
 PMID:11050942

136. Ogino T, Green TJ.
   Front Microbiol. 2019 Jul 10;10:1490.
 PMID:31354644

137. Gao Y. et al.
   Science. 2020 May 15;368(6492):779-782.
 PMID:32277040

138. 古市泰宏
   HIV治療薬の開発とタンパク工学(蛋白工学シリーズ)
 講談社サイエンティフィク (1991)

139. Staeheli P, Haller O, Boll W, Lindenmann J, Weissmann C.
   Cell. 1986 Jan 17;44(1):147-58.
 PMID:3000619

140. Maeda S, McCandliss R, Gross M, Sloma A, Familletti PC, Tabor JM, Evinger M, Levy WP, Pestka S.
   Proc Natl Acad Sci U S A. 1980 Dec;77(12):7010-3.
 PMID:6164056

141. Antonelli G, Simeoni E, Turriziani O, Tesoro R, Redaelli A, Roffi L, Antonelli L, Pistello M, Dianzani F
   J Interferon Cytokine Res. 1999 Mar;19(3):243-51.
 PMID:10213463

142. Hijikata M, Ohta Y, Mishiro S.
   Intervirology. 2000;43(2):124-7.
 PMID:10971132

143. Hijikata M, Mishiro S, Miyamoto C, Furuichi Y, Hashimoto M, Ohta Y.
   Intervirology. 2001;44(6):379-82.
 PMID:11805446

144. 三代俊治
   日本消化器病学会雑誌、101、121-126 (2004).

145. Jackson LA et al.
   N Engl J Med. 2020 Nov 12;383(20):1920-1931.
 PMID:32663912

146. 石 弘之
   感染症の世界史
   角川ソフィア文庫 (2014)

147. Sahin U et al.
   Nature. 2020 Oct;586(7830):594-599.
 PMID:32998157

148. Andries O, Mc Cafferty S, De Smedt SC, Weiss R, Sanders NN, Kitada T.
   J Control Release. 2015 Nov 10;217:337-44.
 PMID:26342664

149. Pardi N et al.
   Nature. 2017 Mar 9;543(7644):248-251.
 PMID:28151488

150. Pardi N et al.
   J Exp Med. 2018 Jun 4;215(6):1571-1588.
 PMID:29739835

151. Chumakov K et al.
   Science. 2020 Jun 12;368(6496):1187-1188.
 PMID:32527819

152. Nance KD and Meier J.
   ACS Cent. Sci. 2021 Epub ahead of print

153. Kariko K, et al.
   Mol Ther. 2008 Nov;16(11):1833-40.
 PMID:18797453

154. Kuhn AN et al.
   Gene Ther. 2010 Aug;17(8):961-71.
 PMID:20410931

155. Sahin U et al.
   Nature. 2017 Jul 13;547(7662):222-226.
 PMID:28678784

156. Pelletier J. and Sonenberg N.
  Nature. 1988 Jul 28;334(6180):320-5. 
 PMID:2839775

 

入会手続きはお済みですか?: 入会申込み

ログイン: