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会報 最新号より

  • <走馬灯の逆廻しエッセイ> 第13話 「リボザイムの発見:触媒活性を持つ不思議なRNA」

    Cell誌の論文から 

    1981年の3月、研究所のランチョンセミナーの順が廻ってきて、筆者は、話題提供のセミナーをすることになった。ロシュ分子生物学研究所は3つの研究部があり、それぞれが、1フロアを占めていて、各階には大きな図書室があり、セミナーはそこで行われる。聴衆はポスドクやラボチーフなど50人ほどで、ランチョンの時は皆がサンドイッチとコーヒを持って集まり、一時間ほどのセミナーを楽しむ。セミナーのタイトルや発表者は、2週間ほど前に張り出される研究所のカレンダー上で予告されていて、この昼の時間帯は、訪問者が来て話す場合もあるし、内部のものが話す場合もあるが、いつも活気があった。

  • 富山RNA倶楽部

    早いもので大阪年会から2ヶ月以上過ぎ、あの酷暑も去って富山は朝夕には秋の気配が感じられます。大阪年会は20回という節目の年会でしたが、過去の年会の記録をたぐると、いわゆる「地方都市」での開催は、熊本(第6回)に始まり、弘前(第7回)、徳島(淡路島、第8回)、新潟(第11回)、松山(第15回)、そして昨年の富山(第19回)の6回のようです。年会長としてそれぞれの年会をお世話された先生の中には、その地から転任された方、大学を退職された方もおられますが、熊本から松山までの各地方での年会は、年会長のラボを筆頭に、それぞれの地方の大学発の「地元特産」とも言える個性的で優れたRNA研究の印象と結びついて、私の思い出となっています。

  • <走馬灯の逆廻しエッセイ> 第12話 「日本発、キャップ依存型インフル治療薬ゾフルーザの発見」

    嬉しい日本発のブレークスルー新薬

    この連載エッセイシリーズの第4話で、インフルエンザウイルスの不思議なmRNA合成メカニズムと、それを発見したボブKrugについて紹介した。インフルエンザウイルス(時には、略してインフル)が感染細胞中でウイルスmRNAを作る時、宿主細胞のmRNAからキャップを含むオリゴヌクレオチドを切り取って、自分のmRNAの頭へ付けるという奇妙な現象を行う。その現象は、Cap snatching(キャップ拉致、あるいは、キャップ盗用)と呼ばれている。これはインフルの増殖に必要な、限られた反応なので、この反応を阻害する化合物は宿主細胞には影響の少ない理想的な抗ウイルス剤となることが期待されていた。

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