RNA研究の最前線

1970年代に始まった遺伝子研究の新たな展開は、遺伝子に関連するさまざまな研究分野に多大な影響を与えた。真核生物の分断化された遺伝子の発見からスプライシングという新しい概念が生まれたのもその一つである。

こうした流れのなかでRNA研究は飛躍的に発展することになった。遺伝情報の伝達と発現過程における仲介者というRNAにかんする古典的な概念は一新され、プロセシング、翻訳過程、輸送などの基礎的な問題だけでなく、減数分裂、発生・分化、神経系、病態などの高次復号形質の発現制御にも広がりをみせている。いまやRNA研究は生命現象の 多様な局面と深くかかわり合っていることが明らかになっている。

こうしたRNA研究の展開における代表的なトピックについて、わが国を代表する研究者によって解説されたのが本書である。本書により現在のRNA研究における最前線の息吹が知れよう。とりわけ、若い研究者、あるいは学生が本書によってRNA研究のおもしろさ、すばらしさを理解されることを願う。RNA研究のすべてをまとめた待望のレビュー集。ライフサイエンス分野のすべての研究者に必読。

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