■日時 2018年 7月 5日(木) 10:00~17:00《技術解説》および
6日(金) 9:30~15:00《技術実習》
■場所 5日:大阪大学大学院医学系研究科講義棟 2階 第2講義室
6日:大阪大学 最先端医療イノベーションセンター(CoMIT) 2階 セミナー室A
(共に大阪モノレール彩都線阪大病院前駅下車 徒歩5分程度、アクセス)
■趣旨
近年、機能未知のRNA結合タンパク質(RBP)が多く見つかるようになった。また、RNA結合タンパク質をコードする遺伝子に、様々な疾患関連変異が同定されるケースも増えている。このような場合、結合するRNAを網羅的に同定することが、機能の推定や疾患病態の解明に不可欠である。しかし、DNAと異なり、細胞中に多種多様かつ豊富に発現しているRNAの場合、RBPに真に結合するRNAを同定することには、一層の工夫が必要である。PAR-CLIP法は、RBPに結合するRNAを網羅的に同定できるだけでなく、結合部位を1塩基解像度で同定できる優れた手法である。本講習では、まずサンプル調整法について解説する。また、本手法は情報解析と組み合わせることが不可欠であり、結果の妥当性の検証方法を実習を通して体験していただく。HITS-CLIP法、iCLIP法、miCLIP法など類似の手法にも応用可能であり、講習の中で解説する。
■コーディネーター 河原 行郎 大阪大学 大学院医学系研究科 神経遺伝子学 教授
■プログラム
技術解説 5日(木) 10:00~17:00 |
1.PAR-CLIP法の基本原理 (河原) 2.PAR-CLIP法によるサンプル調整1(河原) |
3.PAR-CLIP法によるサンプル調整2(河原) |
|
4.PAR-CLIP法に必要な情報解析の概要と準備(加藤) |
|
技術実習 6日(金) 9:30~15:00 |
1.PAR-CLIP法に必要な情報解析実習1(加藤) |
2.PAR-CLIP法に必要な情報解析実習2(加藤) |
|
3.実習総括(河原、加藤) |
|
講 師: 河原 行郎、加藤 有己 大阪大学 大学院医学系研究科 神経遺伝子学 |
■参加対象 RNA結合タンパク質を対象とした研究に興味のある研究者。
技術実習にはMacOSを搭載したPCを使用します(メモリは8GB以上)。お持ちでない方には貸し出しますが、台数に制限がありますので、あらかじめお申し出ください。
(なお、実習時のPCの故障・破損・動作不良、ウイルス感染等について主催者は責任を負えません。予めご了解の上、お申し込み下さい。)
■定員技術解説(1日目)40名、実習(技術解説と技術実習の2日間)20名
■参加費技術解説のみ(1日目のみ):2,000円、実習(技術解説と技術実習):3,000円
■申込方法:財団ホームページよりお申し込みください。
■申込締切 平成30年5月31日(木)(財団必着)
■主催 公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団 事務局:秋山 雅央(このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。)
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2 (TEL 06-6873-2001)