科学技術・学術政策研究所では、12月18日(金)16:00より、下記のとおり、ミニワークショップを開催します。
参加をご希望される方は、12月17日(木)18時までに、下記の申込み先まで、メールにて氏名・所属を御連絡いただきますようお願い申し上げます。
1.日時 12月18日(金) 16時00分~18時00分 (受付開始 15時40分)
2.場所 文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
(東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階
"http://www.nistep.go.jp/about/maps"
3.内容
(1)講演
「インダスストリ4.0のコンセプト ~イノベーション戦略にどう位置づけるか~」
講演者:藤野直明 (株)野村総合研究所 主席研究員
(2)ディスカッション
コメンテーター: 中馬宏之 成城大学教授/RIETIファカルティフェロー
モデレーター : 奥和田久美 科学技術・学術政策研究所上席フェロー
○開催趣旨:
現在、策定作業が進められている第5期科学技術基本計画の検討においては、未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創 造が特筆される方向で議論が進められており、知識や価値の創造プロセスが大きく変貌し、とりわけIoT・ビッグデータ・AIなどネットワーク化やサイバー空間利用の飛躍的発展により生み出される知識やアイデアが、組織や国の競争力を大きく左右する時代である、と強調されている。例えば、製造業の世界では、ドイツの「インダストリ4.0」、米国の「先進製造パートナーシップ」「Industry Internet」、中国の「中国製造2025」など、産業構造を大きく変化させるコンセプトが展開されており、特に日本と同じように製造業に強みをもつドイツのデジタル化政策は注視すべき動向と捉えられている。
日本の製造業においては、構造変化への準備が始められたばかりであるが、このような産業構造を大きく変化させるコンセプトがもたらす可能性や影響の及ぶ範囲を矮小化して捉えようとする傾向があるようにも見受けられ、「世界から取り残されるのでは?」という懸念も出てきている。そこで、ドイツの「インダストリ4.0」のコンセプトを再考するとともに、このような国内反応の要因についても議論する。
※インダストリ4.0とは:
ドイツが推進する第4次産業革命に向けた製造技術自体のサービス事業化構想。ドイツ工学アカデミーの提案によるもので、急速なグローバル化への対応戦略。中長期的には産業構造だけでなく、他の多くの社会システムにも影響を与える可能性があると考えられている。
○ミニワークショップのお申込み・内容のお問い合わせ:
メールにて、以下アドレスまで、参加者氏名・所属を御連絡ください。
E-mail:
科学技術・学術政策研究所(TEL:03-6733-3122)