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3月に新型コロナウイルスに関するエッセイ第25話を配信した折、「感染を避けながら、経済と医療体制をキープし、重症化患者数を少なく抑えながら,ワクチンができるのを待つしかない」と書いた。それから9か月、ようやく、そのワクチンができたようである。ワクチンにはいろんなタイプのものがあるが、この項で紹介するのは、これまでになかったタイプのワクチンで、メッセンジャーRNAワクチン (mRNAワクチン) という。私もそうだが、RNA研究者の読者には、力強く、響くワクチンではなかろうか。厚労省では、米国のFDAが最近承認したファイザー社とモデルナ社の「mRNAワクチン」数千万人分の購入を予約したとのことであるので、明春からは投与を受けることができるようであり、大いに期待している。老生はこのほど、ついに80歳の大台に達したので、医療現場の医師・看護士の皆さんに続き、高齢者の優先的待遇で、投与してもらえそうなので、楽しみにしている。

最近、ニュースなどで新型コロナウイルスのワクチンとして、mRNAワクチンという言葉をよく目にする。このワクチンについて、最近何人かの医療関係者から質問をいただいた。RNA 学会でも多くの方が、このワクチンに興味と不安を持っていると思う。そこでワクチンの解説について鈴木さんと甲斐田さんに連絡をとったところ、了承を得ることができた。今回の話は偶然にも古市先生のエッセイと一部重複しているが、それぞれ異なる視点からのものであるので、2つの話を読んで総合的にmRNAワクチンを理解していただければと思う。

東日本大震災直前に仙台に移動した際に、業者の方から「大きな地震が近いうちに来るので、機器は固定した方がいいですよ」とアドバイスされた。当時、地震が来るということを実感できず、全機器を固定するには至らなかった。その結果、強烈な揺れにより、機器が転倒・破損し、居室の机の下に避難する事態となった。来るべき危機を想定して普段から周到に準備しておくことは、最も有効な対応策であることは自明である。あと数か月で東日本大震災から10年目の節目となる。あの日をもう一度思い出し、日常に流され後回しになりがちな災害対策を、今一度検討する機会としたい。

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