RNAフロンティアミーティング2019参加報告

投稿者 高桑 央 (北海道大学)

北海道大学遺伝子病制御研究所、RNA生体機能分野博士課程1年の高桑央と申します。この度、2019年9月24日から26日にIBM天城ホームステッド (静岡県伊豆市) で行われたRNAフロンティアミーティング2019に参加いたしましたので、その時の様子をご報告いたします。

参加にあたって

私は修士課程から3年間長鎖ノンコーディングRNAを骨格とした核内構造体をターゲットとして、その相分離を介した機能解析を行っています。RNAフロンティアミーティングへの参加は今回が2回目で、前回は2017年のミーティングに参加しました。私の研究室では学生が少ないので、このように若手の研究者の方々と交流できる機会は非常に貴重だと感じていました。さらに、今回のミーティングではバイオインフォマティクス にフォーカスしたセッションやワールドポスター等これまでにはない試みが予定されており、自分自身の研究の幅を広げるという意味でも参加前から非常に楽しみにしておりました。

口頭発表とワールドポスター

今回のミーティングでは3日間で10個のセッションが予定されていました。例年通り、RNAを介した転写、翻訳に関わるような制御機構や構造解析といった多様なセッションに加えて、RNAの2次構造予測や網羅的解析技術のようなバイオインフォマティクスを中心としたセッションも設けられており、自分にとって非常に貴重な体験となりました。一方で、聞きなれない用語や内容も多くありましたが、夕食後にA3サイズのポスターを使って少人数で発表・ディスカッションを行うワールドポスター制度が採用されており、そこでより理解を深めることができました (写真1)。また、自分の口頭発表においても少し内容を詰め込みすぎた部分もありましたが、ワールドポスターのおかげで議論が深まり、有意義な時間を過ごすことができたと感じました。さらに、塩見先生、浜田先生、中川先生、中戸先生の特別講演では、研究内容だけではなく、ご自身の経験談を中心に研究者としてのキャリアや考え方について紹介してくださいました。

図1
写真1. ワールドポスター発表

会場・食事

例年のRNAフロンティアミーティングでは、「自由交流の時間」が長く設けられていましたが、今回は自由時間が短く設定されていました。また、例年と比べると参加費も安くなっていたこともあり、「修行のような3日間になるのでは?」と覚悟していました。しかしながら、会場についてみるとIBMの施設は非常に高級感があり、晴れた日にはとても見晴らしも良く、リラックスした雰囲気がありました (写真2)。さらに、食事もお酒も毎食非常に美味しく、研究内容や研究室の日常の話までとても盛り上がりました。

図2
写真2. 集合写真撮影前

ミーティングを終えて

若手研究者同士での交流の機会を与えてくださる本ミーティングで非常に貴重な時間を過ごすことができ、自分自身のモチベーションの向上にも繋がりました。本ミーティングでの経験を糧に、これからも研究に励みたいと思います。最後にはなりますが、RNAフロンティアミーティング2019を運営してくださった岩崎先生、尾崎先生、石野さん並びにスタッフの皆様に心より感謝を申し上げます。また、参加にあたり旅費の支援をしていただきましたので、この場を借りて深くお礼申し上げます

 

 

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