青葉賞の受賞によせて

吉永正憲(京都大学ウイルス・再生医科学研究所)

京都大学ウイルス・再生医科学研究所 感染防御分野竹内研に所属しております大学院生の吉永正憲と申します。私は鉄代謝の制御機構をRNA分解の観点から研究をしております。昨年初めて参加したRNA学会年会におきましてこの研究の発表をさせていただきましたところ、思いもかけず青葉賞に選出していただき、この場をお借りしてお礼申し上げます。今回はその副賞として国際学会参加をご支援いただきましたので、報告させていただきます。

RNA2018 in Berkeleyへ

今回RNA学会から旅費のご支援をいただけるということで、私は5月末から6月初旬にかけてカリフォルニアのバークレーで開催されたRNA2018に参加させていただきました。RNA研究者が一堂に会する最も大きい学会ということで、以前よりいつか参加したいと思っていたのでこの機会に参加させていただきました。

私にとって国際学会に参加するのはD1の時以来今回が2回目でした。以前に国際学会に参加した際には口頭発表から漏れてポスター発表となってしまったので、今回こそは口頭発表できないかと考えていたところ、幸運にもワークショップに採択され発表の機会を得ることができました。実際に自分の発表する会場に行ってみると、思っていたよりも広いホールに驚きました。大きいホールで一堂に会していろいろな方とディスカッションをできるところがRNA学会(国内、国際ともに)の良いところだと感じました。実際に発表の際には会場の奥までほとんど満席となっており、このような規模の会場で発表するのは初めてだったため始まる前は少し緊張しました。前後の演者らも同様に感じていたようで、今はそれどころじゃないからセッションが終わったあとでお互いの内容を教えてくれなどと言いあいながら発表の時を待ちました。ポインターの電池切れなどもあり戸惑うこともありましたが、スポットライトがさしていて演台からは聴衆の方が見えづらく、始まってみるとあまり緊張せず、あっという間に発表は終わりました。質疑応答も予想していたよりはスムーズにでき、なんとか無事発表を終えることができました。また発表後もコーヒーブレイクに質問に来てくださる方々と話をすることができ、突っ込んだディスカッションをすることもできて非常に有意義な発表となりました。

初日に発表が終わったことから、あとは落ち着いた気持ちでセッションに臨み学会を楽しむことができました。RNA2018では、特に若手のネットワーキングを促進する企画が多く用意されているのが印象的でした。この学会に研究室からは単独で参加していたので不安もありましたが、このような場を通して、諸外国の多くのポスドクや大学院生と知り合うことができました。これをきっかけとしてそのあとの食事やポスターセッションなどで研究の話はもちろん、各国の学生事情や生活の話をして交友を深めることができました。また、RNA学会の諸先生にも行く先々でよくしていただき、大変心強く感謝しております。

おわりに

1週間にもわたる学会の間、普段の実験から離れ多くの人とどっぷりとディスカッションする中で、自分の研究の方向性についても改めて見つめなおす時間が持て、非常に有意義な時間でした。また、数年後に新しく面白いデータをもってこの舞台に帰ってきたいと感じ、研究のモチベーションがさらに高まりました。最後になりましたがこのような機会を与えてくださったRNA学会の皆様に心よりお礼申し上げます。

写真1
写真1 発表会場であったPlayhouse内観

写真2
写真2 UC berkeleyのSather Tower

写真3
写真3 UC berkeleyのキャンパス

写真4
写真4 会場の一つStudent Union

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