巻頭言

最後の巻頭言

塩見 美喜子(日本RNA学会会長)

一昨日、モスクワから戻りました。すでに5回目の訪問でしたが、初春(3月)は2回目。昨年も、ちょうど今頃モスクワでしたが、気候は今年の方が断然厳しく、最終日の最高気温はマイナス8度でした。路肩は雪の大山小山の連続。公園は一面の雪。手袋をしていても指先が痛く感じられましたが、ブランコを漕ぐ子供は満面の笑み、ハスキー犬はもっと大喜びで、まるでウサギのように雪の上を飛び跳ねていました。慣れとはおそろしいものです。いつだったか、先方からもらったメールに、先週まではマイナス30度だったけれど、マイナス20度になったから、スキーに行きたいのだけれど、wifeが許してくれない、というのがありました。彼は御歳83歳(写真参照)。モスクワは意外にも平坦で、よってノルディックですが、それにしてもスキーに行きたいとは、恐るべし、かな、よきかな。来年度も訪問予定ですが、秋が良いというので、その頃にしようかな、と思案しているところです。言葉はお互い流暢ではありません。が、それでも双方のpiRNA研究の進捗や技術を分かち合うのは楽しく、学生の発表のスキル向上にも繋がっています。