RNAフロンティアミーティング2017の参加報告

中武 誠真(熊本大学)

熊本大学自然科学研究科理学専攻生命科学コースの中武誠真です。比叡山延暦寺で開催されたRNAフロンティアミーティング2017に参加させていただいたので、得られた体験から3つのことに焦点を当ててご報告させていただきます。

専門分野が近いからこそ、濃密な議論の場

私はこういった学外での討論の場は初めてでしたが、それでも前のめりになって参加できたと思っています。各セッションで様々な分野の方が「RNA」をキーワードに興味深い研究内容を発表してくださり、とても有意義な時間を過ごすことができました。議論では、私が知らなかったことが多く、聞いたことのない手法や背景などを知ることができ、知見の幅が広がりました。質疑応答の時間も十分に設けられていて、ある質問をきっかけにしてさらに面白い議論が展開していくことも多々ありました。また、自分の専門分野と近いため研究発表の内容がとても聞きやすかったと感じました。馴染みのある「言葉」が飛び交うため、内容が理解しやすく、それも相まってより一層深い内容になったと思います。


図1 充実した口頭発表と質疑応答

最大の特徴でもある口頭発表の場

このRNAフロンティアミーティングに参加して得られる体験として、様々な研究室のプレゼンテーションを見る機会となることがあげられます。私自身、プレゼンテーションを行う立場でしたので、しっかりと準備をして臨みました。自分でいろいろと考えて発表スライドを作る際には、今までみたことのあるスライドやプレゼンテーションの技術がとても参考になるため、このRNAフロンティアミーティングへ参加後では、さらにプレゼンテーションが上達したように感じています。また質疑応答においても、いろいろな切り口からの疑問を聞くことができ、より自分の研究テーマに対する考え方や捉え方に深みが持てたと思います。この様な口頭発表の場を作っていただけたことで、とても実りのある時間を過ごすことができたと感じています。

何よりも、楽しい

今回のRNAフロンティアミーティングは、比叡山延暦寺というとても珍しい場所での開催でした。会場に向かうバスの中での、突然の「肉禁止令」に、やっぱそうなんだと感心したのはよく覚えています。ただ、こういう特殊な環境での体験というのはそうそう得られるものではないので、個人的にはとても楽しみながら時間を過ごさせていただきました。行きのバスで、霧で前がほとんど見えない中、グネグネと山道を登って行った時はどうなることやらと思っていましたが、いざホテルについてみると、窓から見える景色がとてもよく、いいところに来たと思いました。精進料理も初めて食べたのですが、いたるところに工夫がしてありとてもおいしかったです。また初めて座禅を体験しました。「形のないお土産」と言われていましたが、得るものがたくさんあったと感じています。そういった環境だからなのか、本業の議論にすっきりとした気持ちで、集中して臨むことができたと感じています。すべてのセクションが終わり、帰りのバスの中でもその議論がやむことはなく、公の会場だけでなく、あらゆるところで有意義な時間を過ごすことができたと思います。

全体を振り返って、RNAフロンティアミーティングに参加して本当に良かったと思いました。いろいろとご迷惑をおかけしましたが、運営してくださった方々に心より深く感謝いたします。また、参加するにあたって旅費の援助をしていただきました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。


図2 座禅体験


図3 帰りのバスでのひと時

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