大山 智広(富山大学)
はじめまして、富山大学大学院 総合医薬学研究科 遺伝情報制御学研究室 修士2年の大山智広と申します。この度は、RNAJ 国内Travel Fellowshipに採択していただき、誠にありがとうございました。私は、昨年の東京年会に続けて二度目の参加となり、本年会でも会員の皆さんのRNAに対する愛をとても感じました。
本年会ではポスター発表をさせていただきました。私たちは、mRNAキャップ特異的なRNAメチル化修飾(m6Am)とその修飾酵素PCIF1の機能解析を行っております。本年会ではストレス応答時におけるPCIF1の機能を報告させていただきました。多くの先生、学生の方々とディスカッションをすることができ、いただいたアドバイスを参考に今後も研究を発展させていきたいと考えております。
昨年度は無かった学会の企画として、Mentor-Mentee Lunchがありました。RNA学会の先輩たちとお昼を取りながら、研究のこと、留学のこと様々な話題で気軽に意見交換できます。と参加登録時に説明があり折角の機会でしたので参加させていただきました。当日は1テーブルに学部生から教授の先生まで幅広い職位の方々が10名程度振り分けられ、自己紹介から始まり、大学院生の疑問に先生方が答えるという流れで話が盛り上がり、あっと言う間に終了時間を迎えました。特に学位取得後のキャリア選択についての話は各年代でちょっとずつ状況が違っており、当たり前のようであまり知らなかったので参考になりました。
さらに本年会では、学生同士の交友を深めることができました。Mentor-Mentee Lunchで偶然同じテーブルになった方、懇親会でお話しできた方々とはそれぞれの研究や将来の夢などを話し、同世代の人たちが考えていることを知ることができて非常に刺激を受けました。いつかどこかで再開し、それぞれの研究の進展を話すことができる事が今から楽しみです。
年会の最後には、第1回古市ーカリコ賞の授賞式が執り行われました。ノーベル賞受賞者のKatalin Kariko博士からのご寄付で未来のRNA研究をエンカレッジする賞ができたことは非常に喜ばしく、第1回の授賞式を見ることができてとても良かったです。賞の由来にもなっている古市泰宏先生はmRNA5'キャップ構造の発見者で、富山大学薬学部出身ということで研究テーマや土地に勝手に縁を感じているのですが、実際にお会いすることはできなかったので、塩見春彦先生のご紹介から古市先生の熱い人柄が想像されました。
最後に、このような機会を提供していただきました魏范研先生をはじめとする年会関係者の皆さま、すべての日本RNA学会の皆さまに心より御礼申し上げます。

