(記事の後半に日本語訳がございます、ぜひそちらもご覧ください!)

As a doctoral candidate interested in the realm of RNA research, attending the 2nd Kansai RNA Club meeting proved an exceptional and enlightening experience. Set at the esteemed RIKEN Center for Developmental Biology in Kobe, Japan, this symposium served as a global convergence for researchers delving into the intricate world of RNA and its structural dynamics.

Figure 1. RIKEN Center

 

The symposium began with stimulating discussions and presentations delving into the fundamental aspects of RNA architecture and its functional implications within biological assemblies. Throughout the sessions, the symposium served as a dynamic platform featuring a broad spectrum of topics. Each presentation contributed a mosaic of insights, expanding our understanding not only of RNA's multifaceted roles but also shedding light on diverse facets of research:

The symposium provided a rich tapestry of insights into RNA's multifaceted roles. Presentations covered various aspects, including the importance of membrane fluidity in mammalian germ cells during telomere-driven chromosome movements, insights into phase separation and nucleolar functions, and the intriguing sequence rules governing transcription factor binding in vivo. Moreover, discussions delved into pathophysiology, highlighting host factors disrupted by cancer and emphasizing the significance of selective compartmentalization in gene activation. This symposium painted a vivid picture of the evolving RNA research landscape, offering captivating insights such as the role of piRNA in spermatogenesis, multiphase behavior driving spatial heterogeneity in the nucleus, functional coupling between gene expression and nonsense-mediated decay, unraveling complexities in biomolecular condensates during formation of germ granules or nucleoli transition, and revealing enhancer dynamics for insights into transcriptional regulation.

Moreover, the symposium wasn't solely about passive learning; it actively encouraged engagement. The event culminated with a social gathering fostering lively discussions, networking opportunities, and collaborations among attendees.

In conclusion, the 2nd Kansai RNA Club meeting was a transformative experience that showcased the diversity and depth of RNA research. It expanded horizons and sparked an enduring passion for delving deeper into the intricate world of RNA biology. Notably, the evening banquet was a delightful affair, offering exquisite cuisine and a convivial atmosphere conducive to engaging conversations and networking. The Hokkaido-sourced sake was a highlight worth savoring, adding a special note of appreciation to the evening's festivities.

Figure 2. Evening banquet

 

This symposium was more than an academic congregation; it was an avenue to forge enduring connections, glean fresh insights, and sow seeds for future research endeavors. The RNA Society, with its inclusive ethos and diverse discussions, continues to evolve, emphasizing diversity, tackling new challenges, and striving for inclusivity to sustain its vibrancy for all members.

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今回、第2回関西RNAクラブに参加したのですが、RNA研究の世界に魅せられた一博士課程の学生にとって、とても良い経験になり、また多くの知見を得ることができました。このシンポジウムは神戸理研BDRで開催され、RNAの機能やダイナミクスの研究者が国内外から集う、とてもグローバルな会合でした。

写真1. 理研センター

このシンポジウムは、構造体形成におけるRNAの役割や、生物学的な分子集合体の機能的な意味合いについての、刺激的な議論やプレゼンテーションから始まりました。そして、セッションごとに多岐にわたるトピックスが取り上げられたのですが、それはまるで知識のモザイクのようで、RNAには多様な役割がある、ということだけでなく、研究というのは多様な側面がある、ということを知ることが出来ました。たとえば、膜の流動性の重要性や哺乳動物の生殖細胞におけるテロメア駆動染色体の動き。相分離や核小体の機能に関する洞察。生体内において転写因子がどのように標的に結合するのか、その興味深い配列の規則性。実に、様々なトピックが取り上げられていました。また、がんによる宿主因子の撹乱や、遺伝子活性化における選択的区画化の重要性など、病態生理学についての議論も行われました。さらに、精子形成におけるpiRNAの役割や、核内の空間的不均質性をもたらす相分離、遺伝子発現制御とナンセンス変異(NMD)の機能的な連携など、とても魅力的な話題がありました。生殖顆粒や核小体における生体分子の複雑な集合体形成制御、転写を制御する際のエンハンサーのダイナミクスのトークもありました。

さらに、このシンポジウムでは受動的な学びだけでなく、積極的な参加を奨励する機会も豊富で、活発な議論とネットワーキングを通じ、参加者同士で色々交流することが出来ました。

ということで、第2回関西RNAクラブでは、RNA研究の多様性と奥深さを知る大変変革的な体験をすることが出来ました。今後、もっと視野を広げ、RNA生物学の複雑な世界にさらに深く突き進んで行きたいと思います。セッションのあとの交流会は和やかな雰囲気で、大変美味しい料理と有意義な会話のおかげで、色々な人とつながることが出来ました。北海道の地酒もハイライトの一つで、特別な雰囲気を醸し出していました。

写真2. 夜のバンケット

このシンポジウムは単なる学術的な集まりというだけでなく、持続的なつながりを築き、新たな洞察を得、将来の研究活動の種を蒔く、良い機会になりました。RNA学会は、包括的な気質と多様な議論を重視し続け、すべてのメンバーのために多様性を重視し、新たな挑戦に取り組み、包摂性を求めて進化し続けている、そう思った次第です。

 

学会からのお知らせ

第25回日本RNA学会年会の演題登録および、学生会員を対象とした旅費支援申請期間延長のお知らせ

第25回日本RNA学会年会の演題登録期間を5月22日(水)まで延長しました。発表演題要旨のテンプレート兼見本は、年会HPよりダウンロードしていただけます。

会期:2024年6月26日(水)~28日(金)
会場:東京大学 安田講堂

年会HP:https://www.rnaj.org/rna2024

演題登録期間:2024年4月1日(月)〜 2024年5月15日(水)5月22日(水)
参加登録期間:後期参加登録期間(当日料金)〜 2024年6月28日(金)

● 日本RNA学会では本年から学生会員を対象に日本RNA学会年会参加への旅費支援を行なっています。こちらも演題登録の期間延長に準じて申請の締め切りを5月22日まで延長します。奮ってご応募ください。本年は5万円上限/件 x 10件程度を想定しております。詳細は以下をご覧ください。

https://www.rnaj.org/notice/official-info/1170-rtf-kokunai-2024

● 2024年5月16日(木)以降は当日参加登録になります。なお、学部学生は、安田講堂の学会受付で学生証を提示すれば、無料で見学することができます。

皆様のご参加をお待ちしています。

第25回日本RNA学会年会 年会長・程久美子(東京大学)

2024年05月14日 (火)

日本RNA学会_第13期新体制が発足しました

2024年4月に開催された評議会で、新会長に廣瀬哲郎氏が選出され、廣瀬哲郎氏を会長とする新体制が発足しました。

大阪大学の廣瀬と申します。第13期会長に就任しました。RNA研究の魅力は、その柔軟性と多様性、そして混沌の中からの予期せぬ基盤的な発見が期待できることだと考えています。一方で、RNAは現在、新たな創薬の手法や標的として、確固たる地位を築きつつあります。日本RNA学会は、こうした周囲の潮流を積極的に取り入れつつも、RNAならではの魅力を見逃さぬように、さらなる発展を目指してまいります。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

2024年5月

日本RNA学会会長 廣瀬哲郎

2024年05月08日 (水)

RNAJ 国内Travel fellowships (日本RNA学会年会の旅費支援)募集のお知らせ

日本RNA学会では本年から学生会員を対象に日本RNA学会年会参加への旅費支援を行うことになりました。
年会の参加を予定されている (特に遠方からの)学生会員の方、是非応募をご検討ください!

本年は5万円を上限/件 x 10件程度を想定しております。

応募締め切り: 日本RNA学会年会 発表演題登録の締め切りに準じます。
審査結果の発表: 5月下旬から6月上旬を目処にemailでお伝えします。
応募対象:  本年の日本RNA学会年会の発表演題登録が済んでいる日本RNA学会学生会員。PIの方にご連絡をする場合がありますので、応募の旨をPIにお伝えください。

応募される方は、以下の応募要領を確認の上、応募フォームから申請してください。

応募フォーム: https://forms.gle/VU7YfvNzQpYtdWwq8

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2024年05月03日 (金)

会報最新号より

核内キャップ構造結合タンパク質精製物語(2)

前回この原稿を書かせていただいたのは2021年であり、2年半ほどが経ってしまった。この間に、コロナが猛威をふるっていたが、この原稿を書くきっかけとなったmRNAワクチンのおかげもあってか何とか終息しつつあるように思える(実際はまだまだ広まっているのかもしれないが)。しかしそれよりも何よりも、その間に二人の偉大な先達を失ってしまった。キャップ構造発見者のお一人である古市泰宏先生と、私の指導教員でもある志村令郎先生である。怠けていたわけではないが、日々の教育・研究にかまけているうちに、お二人に読んでいただく機会がなくなってしまった。残念極まりない。もっとも、志村先生に読んでいただいた場合、「そんなことも考えてなかったのか!」とお叱りを受けそうである。編集幹事も甲斐田さんから小宮さんに代わられたが、小宮さんにも執筆をご快諾いただいた。もともと私の経験談(失敗談)を若い方達に聞いてもらうという趣旨だったので、気を取り直して書こうと思う。

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2024年04月11日 (木)

公募情報等

医療法人徳洲会 徳洲会野崎病院附属研究所 人材募集のお知らせ

医療法人徳洲会 徳洲会野崎病院附属研究所 メディカル感染システム研究部では、
●独立研究員(助教相当)、主任研究員(講師・准教授相当)計1名、
●テクニシャン計1名を募集中です!

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2024年04月13日 (土)

2024年 東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 大学院入試説明会

東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻の大学院入試説明会をオンラインで行います。

http://www.bs.s.u-tokyo.ac.jp/admission/1.html

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2024年04月07日 (日)

SCARDA 公募の相談窓口開設のお知らせ

SCARDAのワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)では、感染症ワクチン開発の研究委託事業を実施しています。今後、さらに幅広い分野からの提案を募集したく、本年3月上旬に相談窓口を開設しました。

詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。 

https://www.amed.go.jp/news/program/20240301.html

2024年03月09日 (土)

RNA2024 in Tokyo

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